circumstance evidence

状況証拠 – ヤザキユウイチ

「かんたんインターネットマシン」を所望する

SoftBankから出ている「インターネットマシン」こと922SHは、電話機から発展してきたケータイと、軽量化したパソコンであるWindows Mobile、どちらでもないところ、ありそうでなかったものを出してきていておもしろいですね。
「インターネットマシン」という名称自体が、これはケータイでもWindows Mobileでもないんだ、という自負が現れていると思います。
コンシューマ向けの、WindowsPCでないネット端末の提案でもあるわけですよね。W61Sに機種変したばかりですが、これはこれで欲しかったよ…。自分で使ってみないと見えてこないものもあると思うので。
Windows Mobileはやっぱり、仕事で使っている統合ソフトであるExchange環境を外出先へ持ち出したいとか、パソコンのヘビーユーザーで携帯端末だってカスタマイズして使いたい、という人にはいいと思いますが、いわゆるケータイとしては、ベストなソリューションではない気がしていまいます。片手で使いづらいとか、メール送受信にえらく時間がかかるとか、カスタマイズしないと使いづらくて、その知識を自分でネットを回遊して取得しなければならない、とか。w-zero3ユーザーだったこともあるので、メーカーがその辺りを承知の上でトップメニューを一般的な携帯形式にするとか、苦労して実装していることは記事など読んで知ってはいるのですが。
少し前に、シニア向けネット端末って例えばテレビをビューワをする形で実現できないのかな、という妄想エントリを書いたのですが、たとえばこの「インターネットマシン」コンセプトのシニア向け端末ってあったら面白いと思いました。
シニア向けって、いわゆるUD(ユニバーサルデザイン)的観点から携帯デザインを最適化したもので、最近では「らくらくホン プレミアム」のようにおサイフケータイ&ワンセグ機能がつくものまで出ていますが、もうちょっとネットを積極的に使ってもらう野心的な端末というか…。

製品コンセプトは「インターネットマシン」と同一。インフラはケータイ。
pushよりpull的なふるまい
ボタン一つでオンライン
パケット定額加入を勧める
使用場所は主に自宅を想定し、持ち運ばない(持ち運んでも勿論いいけど)
UD的配慮はそのまま
液晶はたとえばVAIO Uシリーズぐらい(5型SVGA=800×600ドット)
キーボードは、教えてもらいやすいように、かな入力方式のハードウェアQWERTYキーボード

EeePC系にしても、Windows Mobile搭載端末にしても、PCを数台自宅に持っているヘビーユーザー向けばかりな気がしていて、もっと本人が意識せずにカジュアルにネットをツール/インフラとして使い倒せるような、この辺のニッチ(?)をねらった「かんたんインターネットマシン」が出てくることを所望します。ユーザー・セグメンテーションが他社よりも細かそうなSoftBankに出してほしいなー。

カシオ携帯(Heart Craftライン)の筐体デザイン変遷

カシオ携帯の、W21CA/W21CA II→W31CA→W41CA→W43CA→W51CA→W52CA→W61CAという流れ(名称は特についてないと思いますがしいてつけるならHeart Craftライン?)の筐体デザインの変遷を、画像を並べて追ってみました。時代ごとにスペックが異なったり、機種ごとに打ち出している使用シーンも異なるので一概にはいえませんが、特にW41CAからW61CAへの流れは時代の空気感の変化を感じずにはいられません。
W21CA
W21CA II
W31CA
W41CA
W43CA
W51CA
W52CA
W61CA
個人的に使ってたことがあるのはW41CA白のみで当時熱く(?)語ったエントリーもありました。 今春のタイミングではW44Sに続き、W61CAを選ばずにW61Sを選んだのは、W61CAを買って日常的に持っているシーンを想像してみてもあまりピンとくるものがなかったというか、全部想像できてしまうので惹かれるものが少なかったという感じでしょうか…。
とはいえわざわざこんなエントリーを書くぐらいなので、今後にも期待しているのです。カシオは日立と合弁会社を設立しており、秋ぐらいからSoftBank向けにも供給するとか。こちらも楽しみです。

シニア層がネットで買い物するようになるには?

シニア層の人たちはネットを利用しているのでしょうか。 ここでいうシニア層は、会社の業務としてPCを使用しないで会社をリタイヤした、団塊世代より一つくらい上の世代を想定してみます。 仕事(つまり半強制的)でPCを使用してこなかった彼らが、たとえば何かネットで買い物をしようとして、Windows PCなどで簡単な操作方法を学び、ネットを利用するというのが、現実的な流れなんでしょうが、本来的には年配の人たちの身体的特性に合っていると思えないんですよね。視覚の機能低下、細かい操作にストレスを伴うでしょうし。そもそもPCはネット端末「のみ」として使用するには、なんでも出来てしまいすぎて逆にシンプルな使い勝手にかけるというか、手続きや振る舞いが冗長すぎるのではないかと思うんですよね。
以前、某大手百貨店の営業トップクラスの方(おそらく50代くらい)がいるミーティングに出席した際に、年配がPC使えないことが多いのはむしろPC側のUIに原因があるのであって、一方でネット接続できる端末がPC以外にも広がりつつあるという現状を引き合いにだしつつ、アクトビラの話につなげて、テレビの大画面で商品を大写しに閲覧できる環境があって、それで商品を購入できたら(百貨店が対象とするような)年配の方たちに刺さるのではないか、という思いつきを話したところ「そうなんだよ!」と力強く同意され、我が意を得たり、と思ったものでした。
そんな取り組みは、ベンチャー企業よりも、むしろ「なんでもワンストップで揃う」優位的特性が、インターネットショップに取って代わられ、利便性でも価格競争でも負けてしまった感のある百貨店にこそふさわしいのではないでしょうか。
ネットの利用目的としては、今までできなかったことができるようになるという方向性よりも、今までできたことがより楽に、便利に利用できるようになる、という方向性の方がシニア層にはフィットしそう。
年配の人たちに求められるであろうサービスの使い勝手を想像してみます。UI設計とサイト設計とハード設計が混ざっちゃってるし、まだまだありそうですが。

ボタン一つでサービスがすばやく立ち上がる家電的振る舞い。
文字が大きいサイズで読みやすく表示されること。
商品画像が大きく、細部がわかること。
サイトのメニュー構成や使い方は出来るだけシンプルでわかりやすく。
文字入力する機会はできるだけ少なくすませる(実際はショッピングに利用を限定すれば、ワンタイム入力のアカウント情報とパスワードぐらいに抑えたいところです)。

と考えていくと、現実的な制約や端末のことを考慮外とすると、PCモニタよりもテレビなどの大画面端末で商品をブラウズしてショッピングできると、ネットのメリットを享受できなかったシニア層でも、価値を享受できるのではないでしょうか。
テレビでインターネット・コンテンツやサイトを閲覧する方法として、その機能をテレビの中に持つか外に持つかで大きく二つに分けられます。内蔵するものは、ブラウザを組み込んでしまう家電5社共通プラットフォーム「アクトビラ」、外に持つものはテレビを映像出力機器とする、いわゆるSTB(セットトップボックス)方式で、Wii/PS3/XBOX360などのゲーム端末、ハードディスクレコーダー(現状ブラウザが搭載されたものは市販されていないでしょうが、ポテンシャル高そう)、CS/Gyaoなどのチューナー、AppleTV/Windows Media Centerなどの家電分野に拡張してきたPC端末でしょうか。そのうち、アクトビラとWiiにふれてみます。
アクトビラは、一度でも使ったことのある人ならわかると思いますが、元々デジタルテレビ端末に積んでいるCPUの余力を利用するため、デジタルテレビのリッチな外観や機能からは想像できないくらい挙動速度が遅いです。 またネットTV端末仕様がちょっと残念な感じで、まず画面解像度はワイドVGA(800 * 480)。これって去年の携帯電話ですでに実現している画面解像度と同じで、インチ数が大きいテレビほど、写真を無理矢理引き延ばして表示するということになります。つまりハードの価値(画面の大きさ)と写真のクオリティが比例しないということになります。 またXMLHttpRequestをサポートしていないため、ajax的な振る舞い、たとえばウイジット的なコンテンツと、それをカスタマイズして表示するダッシュボード的なサイトさえ、作れないということになります。 家電5社共通プラットフォームとはいえ、各社採用しているブラウザが異なっており、同じNetFrontでもバージョンが一つ違うだけで、ブラウザ・ネイティブなスクロールがあったりなかったりしたりするので共通のUI的な振る舞いをするものでもないのですし。とネガティブな要素を書きつらねてしまいましたが、なんといっても家電大手5社が採用していることによる普及率や、テレビリモコンで操作できるという家電ならでは明快さ、安心感はありますね。通常のPC向けサイトと同様に決済機能をサイト側で持つことは可能ですよね。
Wiiは、ゲーム用のCPUを使用するので実行速度は文句なし、決済プラットフォームさえ整ってしまえば、あとはコンテンツがあれば、マーケットとして広がっていく可能性が高そうですね。任天堂一社の主導であり、なんとなくあらかじめ決定したロードマップを粛々と実行している感のあるサービスの増え方ですが、安定しているだけに今後に期待大。
リモコンの使用方法は、ポインタ方式だとシニア層には操作しづらいと思いますが、たとえば、画面上では携帯などのフォーカス移動方式にして、クラシックな持ち方、十字ボタンとボタン2コ(YES/NOの意志決定用)で十分まかなえそうにも思えます。ファミコンですでにその形をしていたゲームコントローラは、機器のコントローラの原型として完成していた感がありますね。
話はちょっとそれますが、ソニー製品はリモコン周りもすばらしくてデジタルテレビを買ったら当然リモコンがついてくるのですが、ハードディスクレコーダやSTBを買うと、 テレビのリモコンをリプレースし、かつそれら機器も操作できるリモコンが付属してくるんですよね。なので以後は元々テレビについてくるリモコンはしまって おき、買い足したSTB型機器リモコン一つで済んでしまう。
市販されてはいないと思うんですが、ハードディスクレコーダーにブラウザが搭載される、というのが価格的にも、機能進化の激しさに対応という意味でも一番フィットしているのかな、なんて妄想してみました。ブラウザ単体のみ]]
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