一覧リストにおけるページングについて
これです。一番わかりやすいのがグーグルなどの検索サイトの検索結果ページに使用されるこんなナビゲーション(ページング)について書きます。
なぜページングなんてものを取り上げるのか
広く普及している割にはワーディングが揺れていたり、何を「ページング」と呼べるかが少し変化していると感じる部分と相変わらず変わっていない部分と両方を感じるからです。
定義
ここでいうページングとは以下の場合を指すものとします。
ウェブにおいて、閲覧している画面解像度に対して一覧リストがある程度以上長くなってしまう場合に、閲覧上の負荷を下げる目的で複数ページに分割して表示する見せ方やそのナビゲーションのこと
また以下の場合を除くものとします。
一つの記事が画面サイズ長い場合に、編集的視点でページを複数に分割している場合のナビゲーション
一つのタスクが複数ページにわかれている場合(ショッピングサイトの購入フローなど)のナビゲーション
ちょっとわかりづらいかもしれないんですが、これらは分けて考える必要があると思います。除くものとしてリストしたものは、どちらかというとシーケンシャル(連続)型で、一つのコンテンツが便宜上複数ページに分かれているというものですね。並び順に意味があり、意味でページ分割されている。
ここで取り上げたいのは、いわゆる一覧リストがソートされて、文脈的ではなく機械的に複数ページへ分割されている場合のナビゲーションを対象としてみます。
ワーディング
ポピュラーに使われている割にはワーディングに揺れ幅があります。ページング(Paging)、ページネーション(Pagination)、ページャー(Pager)の3つに集約できるかと思います。UIをテーマにしている主要サイトでどういうワーディングや定義(定義がないものは問題点として記載されている内容)をしているか、リストしてみました。
ページング(Paging)
ソシオメディアの定義
一連の情報が複数ページにまたがる場合、ページを送るためのリンクを表示する。
Welie.comの定義
Users need to browse through a large list of items looking for the item that interests them most.
blink design libraryの定義
most web-based systems seem to bump into performance limits that prevent implementing infinite scrolling. And so some amount of paging navigation is usually required.
ページネーション(Pagination)
UI Patternsの定義
The user needs to view a subset of sorted data that is [...]
「『新しい郊外』の家」
建築的なものとの個人的な接点
著者の馬場さんといえば東京R不動産のディレクターとして有名ですが、ぼくが初めて知ったのは、それ以前にインディペンデントに出版していた「A」という雑誌でした。
当時、働いていた会社が業務停止に追い込まれ、望まないままフリーランスの状態になった時、お仕事でお世話になっていた建築事務所(インテンショナリーズ)のサイト構築のために建築系の本や雑誌の資料をあさっていて見つけたのが「A」でした。
当時(2000年)はトランス・アーキテクチャという造語を散見することができ、建築と周辺別メディアを複合的に見ることで新しい視点を獲得しよう、というニュアンスの言葉だったような気がしますが、それはそのままこの雑誌の特徴に近かったようにも思います。一番大きいのは周辺メディアの一つとしてインターネットも登場していることで、その言葉をとっかかりにネットや書籍や雑誌で情報を探していました。
結局サイトの方は、ありがちではありますが、建築とウェブの構造的な共通点や差異点を提示した上で、ポートフォリオを中心に構成し、時間/場所/種類といった属性でブラウズできるサイトをFlash4で作りました。
また、前職のbAに入った後に(会社経由で)プレゼンのお手伝いをさせていただいたことがあって、そのことは以前書いた通りです。
その後は建築事務所や建築的なこととは接点はなかったのですが、都市論、家族論など周辺分野も含めて関心のある分野の一つでして、読んでとても面白かった本の一部をあげると、伊東豊雄氏「けんちく世界をめぐる10の冒険」、「プロジェクトブック」(レビュー)、上野千鶴子氏の「家族を容れるハコ 家族を超えるハコ」、平松剛氏の「磯崎新の『都庁』」などなど。
東京R不動産は、引っ越しのあてもない時にもたまに見ていたので、今入居している物件を探す際には東京R不動産を中心に探していて、いい物件を見つけて、場所よりも物件ありきで契約しました。
読んでみた
そんなバックグラウンドもあったのですぐに買って読んでみました。都内暮らしを必然とする著者が、突然、千葉の海岸近くへ住むことを決意してしまった経緯と、実際に家を買うまでの方法論的体験談。 率直でテライのない語り口なので、素直に気持ちよくスイスイ読んでいくことができました。書かれてることは大きく分けると3つ。
・支払いの話
家を立てる時には工務店へ3回(着工時/上棟時/竣工時)支払いのタイミングがあり、それぞれ3分の1づつ払う必要があるが、住宅ローンを利用する場合、建物がたった後でないと担保となる建物自体がないので、建物が立ってから銀行から工務店へ一括で支払われるので、工務店としては資金繰りに困りますね、と。そこで登場するのが住宅メーカーで、工務店と銀行の間に入り、間のやり取りをパッケージ化。途中で必要な運転資金を肩代わりしてくれるので銀行にもメリットがある。これが、銀行が住宅ローンを組む際のメジャーな仕組みなので、住宅ローン組みつつ、住宅メーカーに頼まずに建築家に依頼する場合に立ち行かなくなってしまうので別な方法を考える必要がある、と。 この辺は説明不足かもしれないので、興味がある方は本を手に取ってください。
・間取りの話
住まいが家族の生活や関係を規定する面もあるのではないかという実体験を元にした話。セキララです。家のある場所や間取りが、一緒に住む人同士の関係を浸食する話。オーダーメイドで家を設計することは、その家族の人間関係の可視化である、と。
・リノベーションの次の波? 物件+場所の新しい価値観の話
従来「東京R不動産」が提案していた価値観が旧来の不動産屋がもっていなかった住まいに関するセンスや価値観だとしたら、その価値観が広く定着した今、「R不動産」の次なる価値観の提示にように感じました。ベッドタウンとして寝に帰るだけではなくて、仕事とプライベートとで住まいの場所を使い分け、積極的に勝ち取るものとしての首都圏郊外暮らしみたいな感じでしょうか。
まとめ的な何か
もっと順風満帆な方だと思っていたので、波乱万丈な(?)エピソードは驚きました。 勝手かつ一方的ながら非常に親近感持てました。過去の一つひとつの動きが必然的につながって一つも無駄になっていない所に心動かされるというか。もしかしたら(スケール感は異なっても)何も特別なことではなくて、誰であってもそうなのかもしれないと思ったり。先週デブサミでの西村佳哲氏の講演と合わせて、ちょっと勇気もらえた感じでした。
データ管理ポリシー
ウェブサービス利用前提でのデータ管理ポリシーを、自分の例で整理してみた。本来だったら音楽や映像で活用したりバックアップとして利用したいところだが、保存領域あたりの単価がまだまだ高いので、極力現在進めているプロジェクトの作業データを中心に利用している感じ。プロジェクトが終わるとこまめに同期対象から外すので、この使い方だとZumoDriveよりもDropboxの方が使いやすい。
データ管理ポリシー
シチュエーション
更新頻度:高/クラウドへ置く必要性:高
更新頻度:低/クラウドへ置く必要性:高
更新頻度:高/クラウドへ置く必要性:低
更新頻度:低/クラウドへ置く必要性:低
仕事
メール (Gmail)
メモ (Evernote)
URL (Delicious)
進行中の仕事関係ファイル
作業環境/アプリの設定
リファレンス incl. 画像、ソース、ドキュメントなど
(なし)
終了した仕事関係ファイル
アプリ本体
プライベート
メール (Gmail)
メモ (Evernote)
ドキュメント
URL (Delicious)
写真 (Flickr)
ドキュメント
音楽
映像
(なし)
アプリ本体
ZumoDriveを試す
“すべてクラウド”も間近!? 「ZumoDrive」を使ってみた − @IT
ご多分にもれず、Dropboxを普段活用しているので、上記記事を読んで色めき立ち、早速試してみました。
先行する同様のサービス、Dropboxとの差は@ITによる渾身のレビューでじっくり検証されていますが、個人的に一番インパクトがあったのは「ローカルのファイルは最早キャッシュに過ぎない」というフレーズでした。
ユーザーがローカルマシン上にてZumoDrive用に使用するディスクサイズを指定できる
そのサイズ(キャッシュサイズ)がクラウド側のデータ量と同等ならDropboxと同様の完全な同期が保たれる
そのサイズがクラウド側のデータより少ないならクラウド側にしかないファイルはいざ使用する際にダウンロードされてくる
ファイルのインデックス自体は保たれているのでFinderやExplorerでファイルの存在は普通に可視できる
同期に伴う細かな裏の仕組みはいくつも工夫されている点があるようですが、大雑把に違いをいうとこんな感じのようです。
まあ、ZumoDriveはネットワークストレージのショートカットがデスクトップに置かれている感じなので、FinderやExplorerとシームレスに統合されている使い勝手のDropboxの方が個人的には好きですね。
書類/My Documents内をとにかく全部、変更履歴とりながら同期するぜ、みたいな明快さというか。
キャッシュ設定画面で、音楽/画像/ドキュメント/その他とそれぞれ設定できるので、これらのファイルを管理することが想定されているようです。それでいうと、個人的にですが、
音楽は、うーん紆余曲折を経て落ち着いたライブラリを移行する勇気はまだないな。全部で180GBぐらいあったりするので、それだけで月額$53.99。まだ高い。それだったら自宅PCをサーバに見立てるSimplifyMediaで十分です。
画像はFlickrを始めたくさんサービスが存在しますし、画像に特化されている分そちらのサイトを利用した方が、明らかに閲覧する際の使い勝手がよく機能も豊富。個人的には(proアカウントにアップグレードした)Flickrへ一元化してます。
ドキュメントにはいいかもしれないですね。ドキュメントを保存しておくウェブサービスがいくつかあったりしますが、探し足りないのかまだお気に入りのものをみつけられていないのと、個人的には著作権が自分にあるもの/ないものまとめてドキュメント/資料として一元的に保存しておきたかったりするので。
映像はさすがにまだ明示的には使用目的として示されていないですね。
という訳でなんだかんだでツラツラ検討していくと、ZumoDriveに保存しているものは、ScanSnapで取り込んだPDFやネットで落としてきたPDF/PPTなどのドキュメントファイルぐらいになってしまいました。
ただ使用したアプリのせいかもしれませんが、4KB程度のxmlファイルをZumoDrive上に置き、MacのCodaというアプリで開こうとするとアプリが必ず落ちてしまったりしました。あらら。
やはり使い勝手的に、ZumoDriveはローカルマシンとは別なドライブなんですよね。ローカルのドライブに一時保存したりするとZumoDriveへ明示的に保存しなおすという行為が発生してしまうのがやっぱりタイムラグ感があるというか。この辺はDropboxに軍配を上げたいです。
うーん、当初はZumoDriveアゲなエントリを書こうとしてたんですけどね。細かい同期の取り回しやコンセプトはDropboxよりも進化しているように思えたので。
今現在の従量課金だとまだ高く、なんでも置いてしまうという訳にはいかないということと、提供者側の利用想定としては、ファイル自体を変更することのあまりないもの(楽曲や写真画像など)を想定しているようですが、個人的にはそれをZumoDriveで使う優先度は低いんですよねー。残念。
こんなクラウド型サービスの行き着く先として、上記@ITの記事中でもさらっと、
もっと言えば、そもそもほとんどの楽曲データはユーザーによらず同一バイナリなのだから、その重複分をなくせる可能性すらある。もちろんビジネスモデル、著作権などの問題はあるだろうが、長い目で見れば音楽を“購入”するというのは、ストリーミング権、キャッシュ権を買うような話になっていくのかもしれない。
といったようなことが書いてありました。
DRMなき今、iTunesの行き着く先は、現状Napsterが提供しているようなサーバに保存されている楽曲をキャッシュかストリーミングで聴き放題の定額制サービス…だったりはしないか。個別課金からサブスクリプション課金へ移行できる売り上げの規模感てどれぐらいなんでしょうね。
音楽を所有する喜びは確実にLPやCD時代と異なっていると思いますが、さらに変わるんだろうか。楽曲がデータファイルになった時点ですでに変質しているというのもあると思いますが、例えば買ってきたCDもリッピングするまで自分の中で中途半端な位置づけでリッピング終わるとやっと落ち着いて聴ける心持ちになりつつも、同時にCDが抜け殻のようにしか見えなくなったりします。
クラウドストレージサービスのZumodrive、ひと味違う同期システムを搭載