シニア層がネットで買い物するようになるには?
シニア層の人たちはネットを利用しているのでしょうか。 ここでいうシニア層は、会社の業務としてPCを使用しないで会社をリタイヤした、団塊世代より一つくらい上の世代を想定してみます。 仕事(つまり半強制的)でPCを使用してこなかった彼らが、たとえば何かネットで買い物をしようとして、Windows PCなどで簡単な操作方法を学び、ネットを利用するというのが、現実的な流れなんでしょうが、本来的には年配の人たちの身体的特性に合っていると思えないんですよね。視覚の機能低下、細かい操作にストレスを伴うでしょうし。そもそもPCはネット端末「のみ」として使用するには、なんでも出来てしまいすぎて逆にシンプルな使い勝手にかけるというか、手続きや振る舞いが冗長すぎるのではないかと思うんですよね。
以前、某大手百貨店の営業トップクラスの方(おそらく50代くらい)がいるミーティングに出席した際に、年配がPC使えないことが多いのはむしろPC側のUIに原因があるのであって、一方でネット接続できる端末がPC以外にも広がりつつあるという現状を引き合いにだしつつ、アクトビラの話につなげて、テレビの大画面で商品を大写しに閲覧できる環境があって、それで商品を購入できたら(百貨店が対象とするような)年配の方たちに刺さるのではないか、という思いつきを話したところ「そうなんだよ!」と力強く同意され、我が意を得たり、と思ったものでした。
そんな取り組みは、ベンチャー企業よりも、むしろ「なんでもワンストップで揃う」優位的特性が、インターネットショップに取って代わられ、利便性でも価格競争でも負けてしまった感のある百貨店にこそふさわしいのではないでしょうか。
ネットの利用目的としては、今までできなかったことができるようになるという方向性よりも、今までできたことがより楽に、便利に利用できるようになる、という方向性の方がシニア層にはフィットしそう。
年配の人たちに求められるであろうサービスの使い勝手を想像してみます。UI設計とサイト設計とハード設計が混ざっちゃってるし、まだまだありそうですが。
ボタン一つでサービスがすばやく立ち上がる家電的振る舞い。
文字が大きいサイズで読みやすく表示されること。
商品画像が大きく、細部がわかること。
サイトのメニュー構成や使い方は出来るだけシンプルでわかりやすく。
文字入力する機会はできるだけ少なくすませる(実際はショッピングに利用を限定すれば、ワンタイム入力のアカウント情報とパスワードぐらいに抑えたいところです)。
と考えていくと、現実的な制約や端末のことを考慮外とすると、PCモニタよりもテレビなどの大画面端末で商品をブラウズしてショッピングできると、ネットのメリットを享受できなかったシニア層でも、価値を享受できるのではないでしょうか。
テレビでインターネット・コンテンツやサイトを閲覧する方法として、その機能をテレビの中に持つか外に持つかで大きく二つに分けられます。内蔵するものは、ブラウザを組み込んでしまう家電5社共通プラットフォーム「アクトビラ」、外に持つものはテレビを映像出力機器とする、いわゆるSTB(セットトップボックス)方式で、Wii/PS3/XBOX360などのゲーム端末、ハードディスクレコーダー(現状ブラウザが搭載されたものは市販されていないでしょうが、ポテンシャル高そう)、CS/Gyaoなどのチューナー、AppleTV/Windows Media Centerなどの家電分野に拡張してきたPC端末でしょうか。そのうち、アクトビラとWiiにふれてみます。
アクトビラは、一度でも使ったことのある人ならわかると思いますが、元々デジタルテレビ端末に積んでいるCPUの余力を利用するため、デジタルテレビのリッチな外観や機能からは想像できないくらい挙動速度が遅いです。 またネットTV端末仕様がちょっと残念な感じで、まず画面解像度はワイドVGA(800 * 480)。これって去年の携帯電話ですでに実現している画面解像度と同じで、インチ数が大きいテレビほど、写真を無理矢理引き延ばして表示するということになります。つまりハードの価値(画面の大きさ)と写真のクオリティが比例しないということになります。 またXMLHttpRequestをサポートしていないため、ajax的な振る舞い、たとえばウイジット的なコンテンツと、それをカスタマイズして表示するダッシュボード的なサイトさえ、作れないということになります。 家電5社共通プラットフォームとはいえ、各社採用しているブラウザが異なっており、同じNetFrontでもバージョンが一つ違うだけで、ブラウザ・ネイティブなスクロールがあったりなかったりしたりするので共通のUI的な振る舞いをするものでもないのですし。とネガティブな要素を書きつらねてしまいましたが、なんといっても家電大手5社が採用していることによる普及率や、テレビリモコンで操作できるという家電ならでは明快さ、安心感はありますね。通常のPC向けサイトと同様に決済機能をサイト側で持つことは可能ですよね。
Wiiは、ゲーム用のCPUを使用するので実行速度は文句なし、決済プラットフォームさえ整ってしまえば、あとはコンテンツがあれば、マーケットとして広がっていく可能性が高そうですね。任天堂一社の主導であり、なんとなくあらかじめ決定したロードマップを粛々と実行している感のあるサービスの増え方ですが、安定しているだけに今後に期待大。
リモコンの使用方法は、ポインタ方式だとシニア層には操作しづらいと思いますが、たとえば、画面上では携帯などのフォーカス移動方式にして、クラシックな持ち方、十字ボタンとボタン2コ(YES/NOの意志決定用)で十分まかなえそうにも思えます。ファミコンですでにその形をしていたゲームコントローラは、機器のコントローラの原型として完成していた感がありますね。
話はちょっとそれますが、ソニー製品はリモコン周りもすばらしくてデジタルテレビを買ったら当然リモコンがついてくるのですが、ハードディスクレコーダやSTBを買うと、 テレビのリモコンをリプレースし、かつそれら機器も操作できるリモコンが付属してくるんですよね。なので以後は元々テレビについてくるリモコンはしまって おき、買い足したSTB型機器リモコン一つで済んでしまう。
市販されてはいないと思うんですが、ハードディスクレコーダーにブラウザが搭載される、というのが価格的にも、機能進化の激しさに対応という意味でも一番フィットしているのかな、なんて妄想してみました。ブラウザ単体のみ]]
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ワイドVGA
アクトビラ対応のテレビ搭載ブラウザの画面解像度=ワイドVGA(800 x 480)。現時点で一番解像度の高い携帯の画面解像度=ワイドVGA(800 x 480)。
かたや20インチ~60インチ前後、かたや3インチ程度。ものすごいジャンプ率(汗
テレビで映像を見る解像度はワイドVGA表示でなく、逆に携帯では動画の解像度はワイドVGAなので、映像を見る場合は当てはまらないけど、ウェブを表示する解像度としては比較対象になるのかなと(携帯ブラウザでなくてPCサイトブラウザだというのはありますが)。もちろん媒体属性は全然異なるし単純な比較対象は意味ないようにも思いますが、同じ解像度であることに単純にびっくり。
PCユーザ圏と携帯ユーザ圏/ネットの拡散
PCユーザ圏と携帯ユーザ圏が分断してる?という話。今更ながら。
ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝
をきっかけにブログ界隈で去年秋ころ盛り上がった様子↓
ケータイ文化圏とネット文化圏の隔絶論
ケータイ族はPC族のカモ、かも
ケータイ文化圏は「さらにあちら側」なのかもしれない
ケータイ族=テレビが好きな層と考えてみる
environment effect
去年の(夏~)秋といえば、au My Pageが始まり(それと同時に公式のものよりよくできてたサードパーティのミガルスタイルがサービス終了)、各社検索機能が実装された頃ですね。
ケータイ・PC一体の個人ポータルサイト「au My Page」の提供について
ひとまずクリッピングのみということで…。
別な話で、jigブラウザ開発した会社の人の話で、「携帯電話のフルブラウザは過渡期の技術。ユーザー数は携帯電話の方が多いのに、情報はPCに向けて発信されるものばかり。仕方なくユーザーが歩み寄った結果がフルブラウザ」「いずれ携帯電話向けの情報が充実すれば不要になるもの」と語っているのがなんとも印象的でした。
Windows Mobileで携帯電話業界に挑むイー・モバイルの勝算は?
今出てる携帯の画面解像度的な最高スペック(WVGA=800*480)って、横長でブラウズできるなら、VGA(800*600)対象に製作したPCサイトが一応そのまま見れちゃいますね。
どう考えても今のパソコンOSは、ネット端末としてみた時に手続きや振る舞いが冗長すぎで、VAIOもがんばってたけど結局ベースはWindowsOSにせざるをえないので、WindowsOSの各機能のショートカットを独自UI化することが限界だったような気がします。操作感自体はもっともっとシンプルになっていいはずで、価格的な優位性や普及率が一旦落ち着いたところで、別なネット端末が現れ、パソコン自体は、機材として一般化→ネット端末として一般化(今ココ)→制作系の人たちの機材化、みたいな流れになるんじゃないかと希望的妄想。一般家庭には「何でも出来る」パソコンから各機能が、それに特化したネット家電にとってかわられて拡散・分散していくのかな、と希望的妄想。操作感が細かすぎるのとパソコンの置き場所に縛られる不便さからの開放というか。徐々に出てきている、グローバルIPを必要としない家庭内LAN対応系のネット家電て、テレビで動画が見れたり(AppleTV、ネットワークメディアプレイヤ)、ラジカセメタファーの音楽再生機(WA-1、無線LANハードディスクとの組み合わせ最強そう)、テレビで写真再生(Wii、PS3など)と、あきらかにそっちの方向性だしね。映像はテレビで見たいし、音は持ち運んだり良いスピーカーで聞きたいし、写真はみんなで見たいという。そしてウェブページのブラウズは
携帯
タブレット液晶モニタ(PC一体型)+入力デバイス(ペンシル型のポインタとキーボード)
テレビ(Wii/PS3/GyaOなどのSTB型、PC接続型、テレビ内蔵型)+リモコン/コントローラ
の並存みたいな感じになっていくように妄想していますが、実際どうなるんでしょうね。
追記:NGNのキラーサービスはアクトビラだそうで…。液晶テレビはそれなりに高額なのと、ソフトウェアアップデートがネット経由で出来ないなら、新機能を使いたければテレビを買い換えなければならず、その方法は普通に考えて一般普及は難しいように思いますが、ある所(Video On Demand対応とかNGN対応)までいけば、大きな機能追加はなかったりするのかな。
NGN
【続報】「NGNにつながる機器はテレビが中心」,トライアル参加メーカー幹部が語る
部屋探し2.0
部屋探しがWeb2.0に対応すればいいのに
そうそう。ぼくも部屋探してる時そんなことを思ってました。Web2.0という言い方が適切かどうかはわかりませが。ネットで探せるとはいえ、すでに契約済みの物件を下げるまでにタイムラグがだいぶあったり、物件によっては写真や間取りが載ってなかったり、まさに靴の上から足をかいてる感じでした。今回探すにあたっては、そういう今までなかったようなサービスをウェブで展開してないか、探すことは頭にありつつ、時間もないので結局エイブルってしまいました。
たしか以前に(2年前)ネットで部屋探しした時に、エイブルがすでにGoogle Maps的なインターフェイスを採用してて驚いた記憶があります(まだGoogleMapsは登場してなかったように思いますが当時知らなかっただけかも)。少なくともGoogleMapsのAPI使ったサービスではなかったと思います。今エイブルのサイト見たらちず丸で、ゼンリンではなかったのでおそらく。
でネットと店頭で持ってる情報に差があるのは商売としてまあ許せるにしても、店頭でやってることといえば、昔ながらのアナログな、手で1枚1枚探してるのであって、これ、どの担当者に当たるかで当然ながら精度やセンスが全然変わってくるし時間もかかる。キープ・オン・隔靴掻痒。一般公開しなくてもいいからDB化しとけばいいのに、と人事ながら思いました。ネットに載せてる情報はDB化されてるんだろうし。まぁ費用もそれなりにかかるし、店頭での人数もこんなに要らないって話になるかもしれませんが…。
あ、こういう全く関係ないところからこうした方がいいんじゃね?的な事柄を述べることをエア・ディレクションと呼ぶことを提案したいと思います。この提案自体もエア・ディレクションということでこれをメタ・エア・ディレクションと呼ぶことを提案したいと思います。この提案自体もメタ・エア・ディレクションということでこれをメタ・メタ・エア・ディレクションと呼ぶことを提案したいと思います。…もう4時半ですか。
担当者と物件を見に、近かったので電車で行ったのですが、道中、「たとえば良心的な大家さんていると思うんですよね。アンペアが最初から60Aに設定してあったり、エアコンが全室についていたり、バストイレ別は当たり前で、間取りなども住む人のことを考えて賃貸物件を建設する大家さんが。そんな大家さん軸で検索できるといいと思いました」(実際以前にそんな物件に住んでたので)と振ってみたら「ぼくらも大家さんのことはよく知ってますしねー。」なんて軽くかわされました。その情報を一般人も知りたい、という話なんですが。
…書ききれないので後篇に続く。
部屋探し2.0に近づくために。
Prince – Guitar
Prince SuperBowl 2007 HALFTIME SHOW
今年のスーパーボウルのハーフタイムショーはプリンス。テーマはわかりやすくロック。アメフトだし。ギター弾きまくり。舞台がど派手すぎて、すごいことになってますね。自身の曲の時にはあんまりエモーショナルなモノは正直感じないけど、All Along The Watchtower(ジミヘン)とBest Of You(Foo Fighters)のカバー・メドレーはグッときた。
While My Guitar Gently Weeps @ Rock N’ Roll Hall of Fame 2004
確か亡くなったジョージハリスンがロックの殿堂入りして、追悼するパフォーマンスをトム・ペティやジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッド、ハリスンの息子が、曲のタイトルにちなんでかギターで演奏してて、同年同じく殿堂入りしたプリンスもギターで飛び入りした映像。ソロ弾きまくりで飛び入りどころかすっかり乗っ取っちゃって、トム・ペティも露骨に嫌な顔してるのがYouTubeクオリティの動画でもよくわかるという…。演奏は情感たっぷりで弾き方バリエーション多くて聴きごたえあると思います。
ほかにも参照したいパフォーマンスがいくつかあったけど、YouTubeからはザックリ削除されてる模様。Viacomのクレームで10万件ぐらい音楽系の動画削除したらしいし。
最近のブルータスの音楽特集のアンケートで、タレント活動もしてる精神分析医の名越康文氏がコメントしてて、「彼の歌詞は全部嘘で、真実はギターにある」みたいなコメントしてて、ちょっとグッときた。スティービー・ワンダーの三部作とか聴いて完成度の高さに惚れ込んだ後にプリンスの1999を聴いてここまでひっくり返さないとダメなのか、とショックを受けたそうです。
そんなプリンスが最近新曲をウェブで発表。その名も"Guitar"。
そんなタイトルつけられたらどう考えたって期待してしまうじゃないですか。そんな曲の決めゼリフ(聞き取りだけど)がこれ。
"I love you baby, but not like I love my guitar."
ガ、ガクッ。か、軽すぎないか…。歌詞も曲調もギターソロも。おれがわかってないだけなのかな。Sign O’ The Timesの頃のようなストイックさでもって、Gnarley BarkleyのCrazyみたいな曲をやってほしいけど、経済的にエスタブリッシュしすぎて(謎)もう望むべくもないのかな。
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