circumstance evidence

状況証拠 – ヤザキユウイチ

神戸で青山繁晴さんの講演

Posted on | 2012-05-04 | no comments

友達の奈良での披露宴と二日しか日程がずれていなかったのもあって、先日神戸の三ノ宮で開かれた独立講演会に行ってきました。
神戸は震災の数年後に行って以来でちょうど日本が主権回復して60年の日でした。神戸三ノ宮の貸会議室で、手弁当らしく奥さんとお子さんが駆り出されてました。
13〜18時すぎまで5時間ほど。前後半にわかれていて、前半は3つほど大きいテーマについて話し、後半はほとんど質問に答える形式。オフレコということでかなり踏み込んだ話もありました。

せっかく来たので何か質問しようと思い、青山さんは実務家だと思いますがそれでも現状の政治への批判などは評論的であり、本人主体の内面からの発露とか何が彼を彼たらしめているか語ってもらうのにどういう質問をしたらいいかなと考えて、ジャーナリスティックなレポートを書慣れた書き手としてどのような小説を書こうとしているのか興味があったのと、ほかの方の質問で、歴史の本を書かないかという質問があり自分は向いてないと答えていったが、これまで現地で目でみて体験してきたことを小説という形で残すことはむしろありえるんじゃないかという期待もありました。
そこで「やりたいことの一つとして小説があるというお話がありました。話せる範囲でかまわないので小説のテーマと、小説を書こうと思った原点というか原体験のようなものがあれば教えてください」と質問しました。

回答してくださっていわく、最初に書いた小説で入選対象となったが事実ベースじゃないものを次回書けるのかということで落選となり、それが経験に基づかない小説を書かなきゃという縛りになっていて、それをクリアしないと次に進めないとのことでした。が、実はほぼ書きあげたものを8年くらいおきっぱなしにしていて最近出版社に出版をお願いできたとのこと。それが出たら改めて、経験に基づいた小説を書きたいとおっしゃってました。
といったことを会場歩きながら話していき、話の終わり頃にこちらの方にまた戻ってきてくれて、目と目を合わせて話を伺いました。

原体験については「実家にあった二本の川の話を書きたい。当時の自分には王国にみえた。」と。これが比喩が突拍子もない言葉だったのでびっくりしたのですが、王国というのはこれまで読んできた物語に登場してきたものか、実際に王国とよべる国々への滞在経験が付加されてそう言わせたのかはわかりませんが、そこまで根掘り葉掘り聞くのも人の夢に大して失礼かなと思い、秘すれば花なりの言葉もある通り、これ以上は遠慮しておきました。

いずれにしても自覚的なんだとは思いますが、すごくフラットに人と接する人だなということは改めて感じ入ったのと、以前アバクロのポロシャツを襟立てて着てたので、スポーツを複数やっている話と合わせて、なるほどスポーツマンタイプのマッチョな人なのねと思いつつ、あれだけ理路整然と端的に話せるのはすごいなと素直に思いました。

父とぼく | ON THE ROAD 青山繁晴の道すがらエッセイ

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