circumstance evidence

状況証拠 – ヤザキユウイチ

ネットで選挙活動/投票できるようになることの本質って?

ネットで選挙活動ができるようになったり、実際にネットで投票ができるようになったりした場合の目指すべき本質は、よくいわれる無党派層/無関心層の票の掘り起こしにとどまらず、その先にある、選挙制度の全国区制(地域にとらわれない言い方をすれば直接投票)への移行なのではないかと思います。 参議院はともかく衆議院は特に、そもそも国政に参加する政治家を選ぶのに、地域に候補者を紐付けてしまう所がすっきりしないんですよね。 ウィキペディアなので正確かわかりませんが、昔(1947年から1980年)は衆議院選挙で全国区制が行われていたのですね。ネットがない時代には、選挙活動の範囲が全国に及ぶので選挙費用が膨大にかかったようですが、これはネットで選挙活動や投票ができればかかるコストやあり方がだいぶ変わってくるのではないでしょうか。 (衆議院でいうと小選挙区比例代表並立制から)全国区制へ移行するメリットとして思いつくものをあげますと、 政党でなく政治家個人単位で支持を表明できるようになる。 いわゆる1票の格差が全くなくなる。 候補者と地域の利益が結びつきづらくなる。 出馬する地域によって競争率が異なる現状が解消される。 一方で選挙活動が地域に紐づかないので、町中を街宣車で騒音をまきちらしながら名前を連呼して走り回る必要がなくなり、演説する場所は効率を重視すれば人が集まる場所に収束していき、政策の訴求は全国を対象とするのであればネットや他のメディアが中心になり、有権者は「Yahoo!みんなの政治」のような人名ディレクトリに掲載されている、経験した役職や実績のリストやマニフェストなどを参照して判断し、自分の支持する政治家へ貴重な一票を投じることができる、と。 仕組みだけで考えると総理大臣も直接投票できてしまうかもしれませんが、まずは国会議員だけでも直接投票できるようになってほしいですね。 政治家にとっても政局よりもちゃんと実績を残す方にインセンティブ的なものを感じるようになるんじゃないか、そうなってほしいという率直な思いです。あきらかにこっちの方が風通しがよさそうに思うのですけどねー。素人の一意見でした。

Yahoo!ショッピングの購入遷移

Yahoo!ショッピングはよく出来ていて、上記ダイアグラムはショッピングカートに入れた商品をユーザーが購入するまでのページごとの入力情報を、それぞれ上から下へ画面表示順にまとめたものですが、まずYahoo!ショッピングは、色んな店舗の集合体なので、店舗ごとにサポートしている決済手段/配送方法が異なっており、よって店舗ごとにショッピングカートが異るのでそれを選ぶところから始まるのですが、その後は上記step 1 からユーザータスクがスタートします。 ユーザーが滅多に変更することのないアカウント情報に紐づいている入力情報はstep 2にまとめられており、それ以外の、その時の買い物固有の入力情報はstep 1にまとめられています。 注文完了までたった3画面で端的にまとめられていますが、注文内容の表示位置にもこだわっているのが見受けられます。 step 1ではユーザーが注文しようとしている直後ですから、何を注文しているのかがわかるよう一番上に配置。step 2ではそのプライオリティは下がります。一番下ではなく、一番下にはメールアドレス入力欄があるのがちょっと不思議ですが、これは後述する通りリニューアル以前の名残りかもしれないですね。そしてstep 3では、もう注文完了直前の確認画面ですから再び注文内容の表示位置が一番上にきています。 といった感じで隅々まで考えつくされているのに。ああ。 step 3の注文内容確認画面で突然登場するメール送信のチェックボックス。初期状態ですべてオンになっています。 一番下までスクロールして確認しないユーザーは、気づかぬうちにメール送信に合意しているという訳です。 楽天市場が同じ仕様で有名ですが、楽天はある意味潔く以前から一貫してこの状態なのに対し、記憶が正しければ、以前2006年暮れごろに調べた時には、Yahoo!ショッピングは注文内容確認より前の画面、メールアドレスを入力する箇所でメール送信についても尋ねてきていたはず(初期状態でオンだったかまでは記憶にないのですが)。2007年11月29日のリニューアルで今の状態に改変されたのでしょうかね。 言わずもがなですが、一般的にこういった一連のタスクが複数ページにまたがって行われ、最後の一歩手前で入力内容を確認させる際に、その画面で初めて新しい要素を登場させることはユーザーに対する裏切り行為に近いものがありますが、さらにその内容がメール送信に合意という、買い物終えてしばらくして、関連性があやふやになっている頃にショップ側からのアクションとして届くのであんまりよろしくないかと思います。 Greasemonkey 用スクリプト – Deny Rakuten News

「直感的」実は「慣用的」

「デザイニング・インターフェイス」という書籍でこんな記述があります。 「直感的」という言葉は若干誤解を招きやすい。かつてジェフ・ラスキンは、われわれがソフトウェアの利用に関して「直感的」だと言う場合、実は「慣用的」だということを言わんとしているのだと指摘した。コンピュータの「マウス」は、それを一度も見たことがない人にとっては直感的ではない。 マッキントッシュに始まり、iPod、iPhoneへ連なるアップル製品を使いこなすユーザーが「直感的」ですばらしいと感じる時の「直感的」というのは実は「慣用的」ではないのか。 iPhoneのマルチモーダルでジェスチャーによる操作方法は、何も説明がない状態では、操作しようがないのではないだろうか(森公美子氏の例をひくまでもなく)。 横方向ジェスチャーのページング、縦方向ジェスチャーのスクロール、ともにPC上のUIでは必要な視覚的なナビゲーションのヒントが、iPhoneにはほとんどありません。ただ、一度ユーザーが操作方法を理解した後は操作方法が圧倒的に「直感的」で楽しいものとなっています。

一覧リストにおけるページングについて

これです。一番わかりやすいのがグーグルなどの検索サイトの検索結果ページに使用されるこんなナビゲーション(ページング)について書きます。 なぜページングなんてものを取り上げるのか 広く普及している割にはワーディングが揺れていたり、何を「ページング」と呼べるかが少し変化していると感じる部分と相変わらず変わっていない部分と両方を感じるからです。 定義 ここでいうページングとは以下の場合を指すものとします。 ウェブにおいて、閲覧している画面解像度に対して一覧リストがある程度以上長くなってしまう場合に、閲覧上の負荷を下げる目的で複数ページに分割して表示する見せ方やそのナビゲーションのこと また以下の場合を除くものとします。 一つの記事が画面サイズ長い場合に、編集的視点でページを複数に分割している場合のナビゲーション 一つのタスクが複数ページにわかれている場合(ショッピングサイトの購入フローなど)のナビゲーション ちょっとわかりづらいかもしれないんですが、これらは分けて考える必要があると思います。除くものとしてリストしたものは、どちらかというとシーケンシャル(連続)型で、一つのコンテンツが便宜上複数ページに分かれているというものですね。並び順に意味があり、意味でページ分割されている。 ここで取り上げたいのは、いわゆる一覧リストがソートされて、文脈的ではなく機械的に複数ページへ分割されている場合のナビゲーションを対象としてみます。 ワーディング ポピュラーに使われている割にはワーディングに揺れ幅があります。ページング(Paging)、ページネーション(Pagination)、ページャー(Pager)の3つに集約できるかと思います。UIをテーマにしている主要サイトでどういうワーディングや定義(定義がないものは問題点として記載されている内容)をしているか、リストしてみました。 ページング(Paging) ソシオメディアの定義 一連の情報が複数ページにまたがる場合、ページを送るためのリンクを表示する。 Welie.comの定義 Users need to browse through a large list of items looking for the item that interests them most. blink design libraryの定義 most web-based systems seem to bump into performance limits that prevent implementing infinite scrolling. And so some […]

データ管理ポリシー

ウェブサービス利用前提でのデータ管理ポリシーを、自分の例で整理してみた。本来だったら音楽や映像で活用したりバックアップとして利用したいところだが、保存領域あたりの単価がまだまだ高いので、極力現在進めているプロジェクトの作業データを中心に利用している感じ。プロジェクトが終わるとこまめに同期対象から外すので、この使い方だとZumoDriveよりもDropboxの方が使いやすい。 データ管理ポリシー シチュエーション 更新頻度:高/クラウドへ置く必要性:高 更新頻度:低/クラウドへ置く必要性:高 更新頻度:高/クラウドへ置く必要性:低 更新頻度:低/クラウドへ置く必要性:低 仕事 メール (Gmail) メモ (Evernote) URL (Delicious) 進行中の仕事関係ファイル 作業環境/アプリの設定 リファレンス incl. 画像、ソース、ドキュメントなど (なし) 終了した仕事関係ファイル アプリ本体 プライベート メール (Gmail) メモ (Evernote) ドキュメント URL (Delicious) 写真 (Flickr) ドキュメント 音楽 映像 (なし) アプリ本体

iPhoto '09と、iTunes '09的妄想

先日のMacworld Expo 2009は、噂されていたMac Miniや黒歴史化しつつあるApple TVのバージョンアップもなく、個人的には先日CPUを一番スペックあげてカスタマイズしたMacBook Pro 15インチを購入した身には堪える、Pro 17インチ発表などもあって、確かにがっかりはしたものの、iPhoto ’09の「人々」「撮影地」といった新機能はいいですね。期待持てそうです。 登場した後にはそれが当たり前のように見えるので、ある種の再発明のように見えるんでしょうね。iPodも初登場前には、フラッシュメモリ型のMP3プレイヤーがすでに普及してから、後からやってきてスタンダードを変えてしまいましたよね。大げさにいうとそんな感じもしました。テクノロジーがベースにありつつも、ソリューションとしてはユーザー本位なものになっていて、機能→技術の順番にちゃんと落ちている。 撮影地の管理が「国 > 地域 > 都市 > 場所名」というiTunes的なカラムブラウザもすごくいいと思いましたし、まともに考えるとそうなると思うんですが、この階層型ブラウズのさせ方は、PCという環境で、自分の持っているデータのみのブラウズだからこそ、という感じもします。iTunesも同様のことがいえると思いますが、マウスでPCを操作する以外のシチュエーション、例えばApple TVやFront Rowでブラウズする場合には、ファイル数によっては同じように手軽にという訳にはいかないと思います。またある種の音楽サイトや写真共有サイトで、全網羅的に情報が整備されている場合、その階層構造をたどっていくには選択肢が多すぎる、ナビゲーションが大仰になってしまうと思うんですよね。その場合は階層化されたナビゲーションに加えて、その人のメタデータを元にしたある種のショートカットの併存が望ましいのかもしれないですね。 iTunesの機能追加を見ていると、アップルはウェブサービスとの連携にあまり積極的ではない印象があったのですが、Mobile Me以降はクラウド対応していく方針のようで、Mac使いとしては安心しました。その第一弾が、このiPhoto ’09、そしてiWork.comだと思うのですが、今後はiTunesのウェブサービス対応も改めて対応していってほしいですね。 iTunesって実はあまりウェブサービス化していないと言うと、特にアップル信者の人にはぎょっとされたことがありましたw が、少なくともサードパーティが提供しているもの以外では、iTunes Music Storeで扱っている楽曲限定で、1曲30秒視聴のプレイリストが共有できるぐらいしかなかったと思います(確か)。 イメージ的には今回のiPhotoのような形で、last fmやiLikeみたいなサービスと正規で連携してほしいですね。また個人的にほしい機能は、メタデータのうち個人的なものをクラウド側で持っていてほしいといいますか、メタデータには、a.楽曲の基本情報とb.個人の嗜好を反映した情報(再生回数やレート)の2種類あると思っていて、後者もクラウド側で半恒久的に持っていてほしいんですよね。 別なアイディアとしては、サーバ側で音楽データを全部持っていて、ユーザーが購入するのはアクセス権のみ、みたいなサービスは、採算が全然合わないとは思いますが、面白いとは思いました。ウェブサービスでいうとSimplify Mediaが一番近い感じですね。 昔mp3.comをやっていたマイケル・ロバートソンという人がそういったことをやろうとしていたという話が「iPodは何を変えたのか」という本に出てきます。ユーザーが自分の購入した音楽をネットで聴けるサービスを思いついたそうですが、購入したCDのデータをサーバへ送る際の帯域的な制限を避けるために、ユーザーがCDを購入して、購入したというデータだけをサーバに送ると認証され、以後はサーバ側であらかじめ用意されていたmp3データを聴く権利が付与される形でサービス提供しようとしていたようですね。 またUIEの中島聡さんがアイディアとして書かれていた話で、楽曲の購入は、その曲へのアクセス権のみで、聴く状況やスペック(自宅でFTTH回線でPC使って、とか、外出先のwifiでiPhoneで聴く場合とか)に合わせて楽曲データがリアルタイムエンコードして送られてくる、みたいなイメージ。 個人の音楽視聴メタデータのブラウズ方法にはもっとシズル感(?)を持たせられるような個人的なアイディアがあるので、それはまた別途書きたいと思います。

ひと息ついてます

独立して7月は仕事が一つだけいただいていて若干焦り気味だったのですが、おかげさまで8-10月はずっと仕事漬けでした。 Flashアプリケーション(サーバ連携含む)デモ 新規CGMサイトの立ち上げ 紙媒体用のマルチデバイスな画面デザイン と、前職中でも自分が特に志向していた(やりたかった)案件に関われた濃密な3ヶ月でした。 どの案件も、以前から共感を持って存じていた会社さんとご一緒できたので、楽しかったですし感謝の念でいっぱいです。 これらの他にも途中で終了してしまった案件や、細々したものもいくつかやらせていただきまして、何度か冷や汗をかくタイミングがありましたが、まだ続いているものをのぞいて全部無事納品を済ませました。 特に9-10の二ヶ月は、休みをとれたのが2、3日程度で、忙しいし資金的な余裕もなかったので、飲みにも遊びにも行かず、ひたすら家と事務所を往復したストイックな日々でした。 食べることしか楽しみがない、みたいなw ベッドなどもなくて、無印の大きいクッションで仮眠取ってましたね…。 今月は、創業当初の汲々とした状態からは、やっと一旦抜け出れています。 DSi買ってドラクエやるくらいの余裕は出てきました。あと念願のソファと本棚をやっと事務所へインストールできたり。 まあなんというか普通の苦労自慢話っぽいですが、自分のブログぐらいでしかそういうことは書けないのでいいよね、ということで、流し読みいただければと…。

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