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この記事は 2006年03月19日に書かれた review カテゴリーの記事です。

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Prince / 3121 – Released.

Prince_3121.jpg

渾身の快作。なのに印象は軽やか。
プリンスが"bounce!"って言ったの初めて聴いた気がする(笑

聴いていると今までのキャリアの様々な要素が思い起こされます。思いつくまま列記してみると、

カミール声、初期NPGリズム隊の重いおもいビート、ザ・タイム的コール&レスポンス、"Raspberry Beret"的ポップ感、クレア・フィッシャーのオーケストラ、ファルセット、女性アーティストをフィーチャリング、古き良きディープ・ソウル、エレクトリック・ギター、クラシック・ピアノ、サントラ感、"Kiss"的ミニマムファンク、シンセを多用したいわゆるミネアポリスサウンド、ラテン的情緒メロディ感、ハンドクラップ、ちょっと擦りつけるようなドラミング、メイシオのホーンに代表されるJB的ファンク、ジャムセッション感

といった感じ。
逆にないものといえば、ブルース、ゴスペル、ジャズといったルーツ・ミュージック的要素で、これはやっぱりヒットチャートでの成功を狙っているからでしょう。これだけ多様な要素を1枚のアルバムに注ぎ込むこと自体が今までないことなので、それ自体が一つの特徴となってますね。

"Incense And Candles", "Love", "The Word"は今風R&B / Hip Hopと雰囲気が近くて、ルーツに逃げない、こういう音が聴いてみたかったのです!

"Fury"の出だしが山口百恵の「横須賀ストーリー」に似ているという、ライナーノーツでの内本さんの指摘。聞き比べたら確かにそっくり(笑

"Love"が今の所マイベストトラック。また後日まとめます。

2 Comments

  1. junjunpa
    2006/03/22

    TB、ありがとうございました。
    早速、遊びに来ました。
    すごく的確な記事ですね。素晴らしいです。
    渾身の快作でありながら、印象は軽やか…というのは、まさに! 
    今までのキャリアの様々な要素に関するご指摘も、いちいち「そうそう」と頷いてしまいました。
    このあたり、長くファンでい続けている方にしか書けないものですよね。
    僕も参考になりました。
    因みに、プリンス・ファンには、思ってた通り「LOVE」の評判が非常にいいようですね。僕もこれ、好きです。

  2. yuichi
    2006/03/24

    早速のコメントありがとうございます…!(返答遅くなって申し訳ありません)
    プロのライターの方にコメントいただけて大変恐縮しています。
    “Rave Unto~”や”Rainbow Children”でのライナーノーツも楽しく拝読させていただいています。
    直接インタビューなさったことがあるのですよね。心底うらやましいです…。

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