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iPhoto '09と、iTunes '09的妄想

iPhoto '09と、iTunes '09的妄想

先日のMacworld Expo 2009は、噂されていたMac Miniや黒歴史化しつつあるApple TVのバージョンアップもなく、個人的には先日CPUを一番スペックあげてカスタマイズしたMacBook Pro 15インチを購入した身には堪える、Pro 17インチ発表などもあって、確かにがっかりはしたものの、iPhoto ’09の「人々」「撮影地」といった新機能はいいですね。期待持てそうです。 登場した後にはそれが当たり前のように見えるので、ある種の再発明のように見えるんでしょうね。iPodも初登場前には、フラッシュメモリ型のMP3プレイヤーがすでに普及してから、後からやってきてスタンダードを変えてしまいましたよね。大げさにいうとそんな感じもしました。テクノロジーがベースにありつつも、ソリューションとしてはユーザー本位なものになっていて、機能→技術の順番にちゃんと落ちている。 撮影地の管理が「国 > 地域 > 都市 > 場所名」というiTunes的なカラムブラウザもすごくいいと思いましたし、まともに考えるとそうなると思うんですが、この階層型ブラウズのさせ方は、PCという環境で、自分の持っているデータのみのブラウズだからこそ、という感じもします。iTunesも同様のことがいえると思いますが、マウスでPCを操作する以外のシチュエーション、例えばApple TVやFront Rowでブラウズする場合には、ファイル数によっては同じように手軽にという訳にはいかないと思います。またある種の音楽サイトや写真共有サイトで、全網羅的に情報が整備されている場合、その階層構造をたどっていくには選択肢が多すぎる、ナビゲーションが大仰になってしまうと思うんですよね。その場合は階層化されたナビゲーションに加えて、その人のメタデータを元にしたある種のショートカットの併存が望ましいのかもしれないですね。 iTunesの機能追加を見ていると、アップルはウェブサービスとの連携にあまり積極的ではない印象があったのですが、Mobile Me以降はクラウド対応していく方針のようで、Mac使いとしては安心しました。その第一弾が、このiPhoto ’09、そしてiWork.comだと思うのですが、今後はiTunesのウェブサービス対応も改めて対応していってほしいですね。 iTunesって実はあまりウェブサービス化していないと言うと、特にアップル信者の人にはぎょっとされたことがありましたw が、少なくともサードパーティが提供しているもの以外では、iTunes Music Storeで扱っている楽曲限定で、1曲30秒視聴のプレイリストが共有できるぐらいしかなかったと思います(確か)。 イメージ的には今回のiPhotoのような形で、last fmやiLikeみたいなサービスと正規で連携してほしいですね。また個人的にほしい機能は、メタデータのうち個人的なものをクラウド側で持っていてほしいといいますか、メタデータには、a.楽曲の基本情報とb.個人の嗜好を反映した情報(再生回数やレート)の2種類あると思っていて、後者もクラウド側で半恒久的に持っていてほしいんですよね。 別なアイディアとしては、サーバ側で音楽データを全部持っていて、ユーザーが購入するのはアクセス権のみ、みたいなサービスは、採算が全然合わないとは思いますが、面白いとは思いました。ウェブサービスでいうとSimplify Mediaが一番近い感じですね。 昔mp3.comをやっていたマイケル・ロバートソンという人がそういったことをやろうとしていたという話が「iPodは何を変えたのか」という本に出てきます。ユーザーが自分の購入した音楽をネットで聴けるサービスを思いついたそうですが、購入したCDのデータをサーバへ送る際の帯域的な制限を避けるために、ユーザーがCDを購入して、購入したというデータだけをサーバに送ると認証され、以後はサーバ側であらかじめ用意されていたmp3データを聴く権利が付与される形でサービス提供しようとしていたようですね。 またUIEの中島聡さんがアイディアとして書かれていた話で、楽曲の購入は、その曲へのアクセス権のみで、聴く状況やスペック(自宅でFTTH回線でPC使って、とか、外出先のwifiでiPhoneで聴く場合とか)に合わせて楽曲データがリアルタイムエンコードして送られてくる、みたいなイメージ。 個人の音楽視聴メタデータのブラウズ方法にはもっとシズル感(?)を持たせられるような個人的なアイディアがあるので、それはまた別途書きたいと思います。

Jan, 14

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