circumstance evidence

状況証拠 – ヤザキユウイチ

Toy-Toy-Toy

Posted on | 2012-10-12 | no comments

今夏に不定期で数回行ったワークショップ時の写真です。

藤浩志さんというアーティストの活動で「かえっこ」というものがあります。
公式サイト(http://www.geco.jp/kaekko/)の定義を参照します。

かえっこはいらなくなったおもちゃを使って地域に様々な活動を作り出すシステムです。かえっこでは「カエルポイント」という世界共通の(?)「子ども通貨」(遊びの通貨)を使います。
子どもたちが遊びの中で自主的に、自由な活動を実施し、地域社会に新しい活動が芽生えるといいですね。
かえっこによってそれぞれの地域活動がつながってゆくともっといいですね。

いらなくなったおもちゃを交換して楽しもうという受け入れやすいきっかけの裏側に、地域の場作りだったり、教育、遊びが埋め込まれていて、なのに、不定形に、関わる人や場所によって変化していくというのがすごくいいですね。ワンコードなのにアレンジが変わっていくことでちっとも飽きないファンクのジャムセッションみたいで(違うか)。

その藤さんの個展がこの夏1ヶ月以上あり、併設してワークショップもやるとのこと。
ちょうどおもちゃの研究を始めようと思っていて、四ッ谷のおもちゃ美術館で講義に通ったりしていたので、タイミングもばっちりだと思い、複数の人たちが担当するワークショップの一つのグループとして参加させてもらいました。

ワークショップで使えるおもちゃは、かえっこの仕組みでも誰からも相手にされなくなった、捨てるしかないおもちゃたち。
それがこれだけ山積みになっているのです。

これらが人の手によって楽しいと思えるものに、ワークショップのなり手ごとに違うアプローチで再生されていく訳です。すばらしい。

本来はそのおもちゃのどこを楽しいと思うのかを分析して、それを横展開や発展させるアプローチをとりたかったのですが、使えるものがほとんどプラスチックで、プラスチックを扱うのは難しくて、溶かしたりできないし切り込み入れたり分解したりしてパーツごとに使うのも難しい感じでした。少なくとも子供が自分の手で、というのは全然無理というか。

なので基本はグルーガンなどでくっつけるなど、組み合わせで成立するものと、完成した!という達成感のために音が出るものを作る、というのがいいんじゃないかと決めました。

Makey Makeyとかあったらまた違ったんでしょうけど、出荷日が8月中ときいて(10月現在まだ届いてないんですが…)無理かなー、と外しました。早めに出荷するよコンテストに応募したりもしたんですが高倍率すぎました。
F.U.C.K.(Free Universal Construction Kit)も思い浮かんだんですが今回レゴみたいなブロックは、人気があるというかこういう要らないおもちゃとしては出てこないので、これも難しい。

音を出すものを作る、だけ決めて、実際におもちゃと向き合わないとわからないだろうと思い、ワークショップが始まってから向き合ったのですが最初はかなり煮詰まってしまい、既存の音の出るおもちゃのことを調べたりして、徐々にバリエーションを出していきました。
加藤オズワルドくん、松山くん、田向さんに、バリエーションを出していくところと、会場での子供の相手を手伝ってもらいました。

それぞれ会場のおもちゃから組み立てて作り上げるものをみると、親御さんにも色んな方がいて、写真には完成したポーズしか写ってないですが、そこの至る過程が一様でなく、普段の関係性がかいま見れたりして面白かったです。

保育士の方が一番担当したいと思う子供の年齢はいくつだと思いますか?という実体験に基づく話を聞いたのですが、面白かった。耳学問なので回答は内緒!直接ぼくに会ったら聞いてください。ともあれ年齢によっても子供が何に喜ぶかは違ってくるようです。保育士になりたい訳ではないのでそこまではやる機会もないし突っ込まないですが…。

自分はこの年まで結婚しないで来てしまったので、親御さんといっても自分と同年代だったり年下の場合もあり、家庭があって子供がいて、というのはうらやましなと思いますね、正直。そのかわりにいま最大限の自由を得てはいるのですが。

四ッ谷のおもちゃ美術館でおもちゃコンサルタントの講座も受けていて、海外に出てたとき含めて2日補講を受けないといけないので今期で卒業はできず、あと半年くらい先になってしまうのですが、それも含めてこれで終わりにせずに、ちょっと自分単体の企画で子供対象にワークショップ出来る何かを組み立てようとは思ってます。

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